2021.01.22 Fri
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ナナロク社フェア

 
今年は、年明けから厳しい寒さが続いていますね。お家でゆっくりと過ごす時間が長い冬こそ、読書の季節です。
 
1月のヒシガタ文庫では、印象的な写真集や詩集、エッセイなどを出版されている「ナナロク社」さんの本を約60タイトル集めた、『ナナロク社フェア』を開催しております。
 

 
「ナナクロ社」さんは、2008年に設立した出版社で、詩集や写真集、エッセイ、マンガなど、様々なジャンルの本を手がけられています。
 
「本屋さんでたまたま手にした一冊が、いつか、その人にとっての特別な一冊になる。」
そんな思いを込めて、丁寧に、本づくりをされている出版社です。
 
店頭では、こちらの「本のレシピ集」をお手に取って、ぜひ、ご覧ください。一冊の詩集はどんな素材(用紙)を調理(印刷・製本)して出来ているのか?通常は明かされない本の用紙や加工方法など、ナナロク社の12冊を選び、記されています。本を手にしたときの紙の質感など、細部にわたり考え抜かれた本の中身を知ることができ、改めて、本づくりの奥深さを体感できる貴重な資料を作っていただきました。
 

 
「詩心」を大切に本づくりをされている「ナナクロ社」さん、詩人の谷川俊太郎さんの本も多く手掛けられています。
 
ひらがな詩46篇が収録された詩集の『バウムクーヘン』。ディック・ブルーナさんの画が目を惹く装丁は、名久井直子さんが手掛けられています。角丸加工を施し、鮮やかな花の絵を表紙に。すべて「ひらがな」の詩なので、こどもたちに向けられた詩集のようにも思えますが、大人の私がぐっとくる、心に響く詩集です。涙が止まらない息子の気持ちに少しだけ、寄り添うことができました。
 

 
こちらは、当店でも大人気の藤岡拓太郎さんの絵本『たぷの里』。好きなものは、笑いと映画と大相撲。好きな力士は、安美錦。フェアでは、「たぷみくじ」を店頭で、無料でお引きいただけます。ぜひ、今年の運試しに挑戦してみてくださいね。
 

 
こちらは、札幌在住の三角みづ紀さんの詩集。「ナナロク社」さんでは、2冊の詩集を手がけられています。
 
昨年に出版された詩集『どこにでもあるケーキ』は、13才の主人公をたてた連作詩。文庫よりひとまわり大きい上製本、小口と天地に赤インクを塗る三方小口塗装。タイトルは細い金の箔。カバー代わりにグラシン紙という半透明の紙を巻くという、精緻な技で作られた美しい詩集です。
 

 

 
写真集も多く手掛けられていますが、川島小鳥さんの写真集、愛らしい女の子の1年を取り続けた『未来ちゃん』のほか、興味深い写真集も。渡部雄吉写真集『張込日記』。「実際の捜査」を二十日間にわたって密着撮影した、140点以上の実録写真集で、昭和三十三年に起こった事件を二人の刑事が真相に迫る記録が綴られています。
 

 
モノクロームの写真から、すべてホンモノである記録が、想像の世界のようにも思え、昭和の時代に思いを馳せる写真集です。
 
フェアに合わせて、サイン本、フリーペーパー、写真集やコミックは立ち読みOKのサンプルをご用意いただきました。
 
この機会にぜひ、お手に取ってご覧ください。会期は、2月2日(火)まで。


Written by m-homma