2017.04.28 Fri
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コーヒーと本

 
ゴールデンウィーク直前の4月、北海道にも、ついに桜前線がやってきましたね。札幌周辺の桜は、GWに開花や見ごろを迎えられそうです。
 
今年のGWは、カレンダーの並びが良く、連休が取れる方も多いのではないでしょうか。
長いお休みだからこそ、自宅でゆっくりと過ごす時間も、魅力的ですよね。丁寧に淹れたコーヒーを飲みながら、時間を気にせずに、どっぷりと読書に浸ることができるのも贅沢な時間です。今回は、コーヒー好きのスタッフがお薦めするコーヒーと共に味わう一冊をご紹介します。
 
こちらは、ミシマ社が「カフェタイムに一冊を」をテーマに刊行した『コーヒーと一冊』。
「読み切る感覚をもう一度」という考えのもと、すべての本を、100ページ前後の仕上がりにし、まさに、「コーヒータイム」に読み切ることだってできる読了感を味わってもらうことを願って、作られたシリーズです。
 


 

1巻毎に書き手が異なり、ジャンルも幅広く内容も様々。コーヒー片手に、気軽に読める今までにない読み物シリーズです。
 

時間がある時にこそ、写真集をゆっくりと眺めるのも冥福のひと時ですね。
こちらは、ハンガリーの写真家アンドレ・ケルテスの写真集、『ON READING 読む時間』
 

1915年から1970年までの間、世界各地を旅し、人々が「読む」ときに見せる、きわめて個人的で且つ普遍的でもある瞬間を捉えた写真集。日本語版には、谷川俊太郎氏による「読むこと」という書き下ろしの詩が巻頭によせられています。
人々がどんな場所でも、どんな状況でも、読むことに没頭し、書物が持つその世界に飛び込むことができる、そんな姿を捉えています。
 

 
こちらは、尾形亀之助の全詩作から55編を精撰した詩集『美しい街』。
挿絵は、画家の松本竣介。巻末には、能町みね子によるエッセイ「特別な詩人」が収録されています。
 

 

没後70年以上経った今、美しい装丁と共に出版された詩集。余白と共に余韻が広がる尾形の詩に、松本竣介のドローイングが、世界観を導き出しています。ページをめくるたびに、時代背景に思いを馳せながら創造の世界が広がっていく1冊です。
 

 

こちらは、アアルトコーヒーの店主、庄野雄治さんが作った短編集『コーヒーと小説』。
大正から昭和にかけて活躍した文豪たち、太宰治、岡本かの子、坂口安吾などの作品から、ユニークな視点で十篇を選んでいる。
 

「時代は変われど人は変わらじ」
古典の面白さを、コーヒーを飲みながら肩肘張らずに楽しめる短編集です。
 


 

ヒシガタ文庫には、ご自宅でドリップコーヒーを淹れる楽しさを味わえる、様々なコーヒーアイテムもお取り扱いしています。
 

 
ぜひ、ヒシガタ文庫の本棚で、本と共に、お手に取ってご覧くださいね。
コーヒーと共に味わう読書のひと時をお楽しみください。


Written by m-homma